利用者様から頂く「ありがとう」
の言葉が大きなやりがいです
鳥羽田 隆さん(介護福祉士・サービス提供責任者)
私の仕事は訪問介護です。
利用者様の家を訪ね、食事やトイレ、掃除、入浴介助など、生活のお手伝いをしています。
定期巡回の時も含め、「いつもと違ったところはないか?」をしっかり確認。利用者様の表情をよく見て、その方が「今どうしてほしい」のかを判断します。単なる生活の補助だけでは意味がありません。どれだけ利用者様の気持ちを尊重できるかが大事です。
サービス提供責任者として、利用者様の計画書を作成。ケアマネージャーさんへ1ヶ月に1度、モニタリングという形で必ず利用者様の状態や状況をお伝えします。状況に変化があれば、介護計画を軌道修正し、調整に反映。
医師や看護師ともしっかり連携を取って、利用者様の健康を守る役割も担います。
私のきっかけはハローワークで学んだ職業訓練。たまたま介護のカリキュラムを受けました。その際、ある介護施設を見学。非常にやりがいのある魅力的な仕事だと直感したのです。
本当に雰囲気の良い職場。それまでの私は「介護は大変な仕事で自分とは無縁」と勝手にイメージしていましたが、私にも優しくしてくれたスタッフ皆さんの前向きな働く姿を素敵だと思いました。
具体的におおきなやりがいを感じるのは、お風呂に入った利用者様が気持ち良さそうにしている時。自分たちはいつも普通にお風呂に入ります。しかし利用者様にとって入浴は特別な楽しみの一つ。
利用者様が差し障りなく、そして楽しく日常生活を送る。そのためにお手伝いするが私たちの仕事です。
入浴介助を始め、様々な場面で担当する利用者様から「ありがとう」の言葉を頂けることもまた、私にとっての大きなやりがい。サポートを積み重ねることで、利用者様の表情がどんどん明るくなっていくのを確認できる。それが本当に嬉しいです。
職員同士の仲がとても良いため、雰囲気も良く、とても働きやすい職場です。訪問介護する使用者様の具体的な情報を前もって先輩職員が教えてくれたり、役に立つアドバイスをしてくれたり。本当にありがたいです。
利用者様の体調が悪くなったなどの緊急事態も、グループLINE等で職員が情報を共有しているため、最善の対処が行なえます。すぐに報告して対応する形なので、一人の職員が判断するような重圧はありません。常に皆でどうするかを判断するのです。
介護福祉士などの必要な資格取得のための費用は会社が負担してくれます。私たち職員の「やる気」を後押ししてくれる会社です。休みもしっかり取れています。私としては、とても働きやすい組織だと実感する毎日です。
現在担当している利用者様に、どれだけ心地良く生活するためのサポートができるかを追求していきます。今後はさらにその満足度を高められるよう、全てにおいて利用者様の変化や要望に気づける存在になりたいです。
介護の仕事に就くことで、自分が普通に生活していることが、利用者様にとっていかに大変なのがを理解できるはずです。食事一つをとっても手の不自由な方は補助がなければスムーズに食べることができません。
ですからきっと介護の仕事を通して、今まで気づくことのできなかったいろいろなことに対し、自然と感謝する機会が増えてくるのではないでしょうか。
男性であれば力が必要な入浴介助やトイレ介助で活躍できるでしょうし、女性であれば料理や掃除などの家事の場面できめ細やかなスキルを発揮できるはずです。私たちは現場で皆さんの「やる気」を心よりお待ちしています!